
光回線、ハイスピード携帯、インターネットカフェ…。ここ数年で私たちの周りには様々なインターネットへの入り口が増えました。それに伴いインターネットの利用率も上がっていき、平成19年度においては個人利用率は74.4%にまでなりました。特に、ミュージシャンのメインターゲットである13歳から49歳では実に90%を超える利用率となっています(総務省:通信利用動向調査より)。
多くのプロミュージシャン達がテレビで新譜のCMを流す理由は何か。それは「多くの人間が見ているから」です。テレビと同じレベルで国民に浸透したインターネットは広告媒体として十分に力があり、インターネット上のバナー広告欄やテキスト広告欄に毎日新譜情報やライブ情報が宣伝されています。
また、ここまでインターネット広告が広まった理由の一つとして、費用があまりかからないという事も挙げられます。テレビCM等はインディーズミュージシャンにとっては到底手の出ない額の費用がかかってしまいますが、インターネットならば方法を考えればテレビとは比べ物にならないほどの費用でプロモーションが出来るのです。
最近ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で芸能人やアーティストのアカウントが増えているのもご存じかと思います。各社によって対応が異なりますが、某社では公認アカウントは有名でさえあれば無料で作成できます。アーティストはその日常を綴る事によって読み手に親近感を持ってもらい、ファンの獲得、ファンの離脱防止、さらには宣伝を行っているのです。
プロミュージシャンの様に潤沢な予算が確保できないインディーズミュージシャンにとってインターネットは少ない予算で効率的にプロモーションを行える優れたツールと言えるでしょう。
皆さんが芸能人やミュージシャンの詳細の情報を知りたいと思ったらまずは何をしますか?雑誌を買う、ファンクラブに入る、もちろんそんな事はしないと思います。一般的には興味を持った対象を「ネットで調べる」事から始めます。公式サイトなどでプロフィールやテレビの出演予定等を調べ、徐々に興味を持っていきます。ここでひとつ問題なのはその情報がどこにあるか、情報が一ヵ所にまとまっているかです。
どんな人でも公式のホームページがあればまずは公式ホームページを見ます。公式以外の情報を探し出すのは公式ホームページを十分に見た後です。そして公式ホームページが無く、欲しい情報が一ヵ所にまとまっていないと、情報を探すのに疲れてしまい、せっかく持ってもらった興味が薄れてしまいます。色々な人が書いたブログを順番に見て回る気はしませんよね?
興味を持っている人が欲しがっている情報を素早く正確に提供して、そこで初めて新たなファンが生まれるのです。その為にはしっかりとした公式ホームページを持つ事が、新規のファンの獲得において重要な要素なのです。
ホームページは既にファンになってくれた人をずっと惹きつけておくのにも役立ちます。次回のライブや新譜発売等の最新情報を提供し飽きさせないのは勿論、メンバーの日常を載せたブログで親近感を持ってもらったり、メンバーとやり取りできる掲示板があったりと、機能を持たせたホームページはファンを飽きさせません。
ファンを繋ぎ止めておくのは本当に大変な事です。ホームページやブログがない場合、あなたのバンドは楽曲のみでファンを惹きつけておかなければなりません。プロのミュージシャンでも難しいからプロモーションを行っているのに、インディーズのミュージシャンがプロモーションを行わないでファンを繋ぎ止めておくのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。
一度あなたのファンになってくれた人をしっかり繋ぎ止める為にも公式ホームページは必要なのです。
以上のように、インディーズミュージシャンが音楽活動をしていく中で、ホームページは大変重要な役割を持っています。新規のファンの獲得とファンを逃さない為に、また、上には書きませんでしたが各種イベントへの誘いや、対バンとの交流など、どれもホームページがなくても出来ることではありますが、あるとないとでは大違いです。一度ホームページを持ったアーティストはホームページの公開をやめることはありません。公開停止になるときは引退したときだけです。
なぜ一度でもホームページを持ったアーティストが公開し続けるのか、それはホームページが自身の活動においてとても役に立っているからに他なりません。優れた費用対効果、自身の世界観の演出、活動のシーンを広げてくれる集客等…ホームページの力を知ると、手放せなくなるのです。
さて、ここまで読んで頂いた方ならひとつの思いが心の中に生まれていると思います。
それは「僕らにはホームページが必要だ」と言う事です。